「ディスプレイ」と「VMD」の違いとは?
VMD=ディスプレイと同義とも捉えがちですが、
「ディスプレイ」は「VMD」(ビジュアルマーチャンダイジング)の手法のひとつに過ぎず、VMDと意味は異なります。
❚ ディスプレイとは、
商品の陳列や装飾そのものを指します。商品の特徴や魅力を伝えるためにアレンジや構成を工夫します。
例えば、八百屋さん。お店でよく見られるのは、野菜や果物をきれいに整列させて並べることです
また、イベントに応じて特定の商品を目立たせるために、ディスプレイを工夫することもあります。
夏にはスイカやトマトを注目するように「すだれ」「ザル」小物を使ってディスプレイすることで
お客さんに季節感を感じてもらうことができ注視率をあげる効果があります。
❚ 一方、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)とは、
VMDとは、顧客にとって視覚的に魅力のある売場づくりを指す言葉です。
Visual Merchandising(ビィジュアル・マーチャンダイジング)の略語
商品計画(マーチャンダイジング)を視覚的に(ビィジュアル)にわかりやすく表現して、
お客様に伝えて購入してもらうための売り場づくりに欠かせない売れる仕組み。
VMDには商品やサービスの販売を促進する「マーケティング」の側面と
企業やブランドのコンセプトを視覚的に具現化する「ブランディング」の側面があります
企業の価値、ブランドを高める経営戦略活動とも言えます。